たまにはゆっくり帰るのもいい。



SEVEN DAY’S
=罰ゲーム 五日目@=



PM.7:56。
瑛とは並んで夜道を歩いていた。


「今日は結構お客入ってたな。」
「そだな。でも…瑛色目使われてまくってたよな?」


今日は、今まで喫茶店のバイトに出ていたらしい。
歩きながら大きく背を伸ばしながら呟く瑛ににっこりとは笑った。
だが、瑛を見る客の顔を思い出したのかその表情はちょっと不機嫌そうで。
瑛は少し呆れた顔でそんなを横目で見た。


「そうか?だって客の男からじろじろ見られてたよな?」
「俺、それどころじゃなかったもん…!」
「それどころじゃなかったって…これのせいか?」


瑛の言葉にぷーっと膨らむ頬。
必死に瑛の服を掴んで訴えるにニヤリと笑うと瑛はポケットからリモコンを取り出す。
そして、そのままリモコンのスイッチを上げた。


「やっ、あ!…っやめてぇ…っ!!」
「こんな所でそんな声上げたら人が来るぞ?」


途端に低いモーター音と共にがくんと膝が崩れる。
危うく倒れかけたは慌てて瑛にしがみ付くように耐えるとうるうると瑛を見上げる。
そんなの腰を瑛は手を回すようにしてそれを支えた。


「!?おねがっ…、俺の家か、瑛の部屋が…いい…」
「お願い…できる立場だったか?」
「できなぁっ!だめっ、でちゃうっっ……!!」


ぶんぶんと横に首を振って、外では嫌だと遠回しに言う
でも、それが少々置きに召さなかったらしい瑛によって更にリモコンで強さを上げられる。
強くなった刺激に必死に我慢するも、快感に耐えられずは達してしまう。
達して座り込みそうになるの体を支えながら瑛は囁いた。


「…こんな道のど真ん中でいったのかよ?」
「んっ…だ、って……外で、強さ上げるなんて…思って、なかったから…///」
「そんな事言って外でされるの好きなんじゃねぇの?爺さん所でも他に客がいるのにこれでいきま

くったんじゃん。」


小さく頷く意地悪く言う瑛。
朝から遠隔式のローターを入れられたままのお尻を撫でる。
今朝から、喫茶店に座らせれて散々これでいかされた後なのだ。
恥かしさにはびくっとすると顔を見られないように肩に埋める。


「ち、違う…っ!…他の人に、見られるのもやだぁ……なのに…瑛、こういうこと、…するし…」
「そういう事すると反応がいいのは誰だよ。」
「お、俺///……っ、あ…」


服の上から後ろを探るようにそれびくつく体。
もじもじとし始めるに瑛は横にちょうどあった公園を指差す。


「そこに公園あるけど…行くか?」


行けばどうなるかなんて明らかで。
だが、そうわかっていても慣らされた体は快楽を求める。


「行くっ!お願いっ、も…瑛の手で、……いかせて…」
「じゃ…行こうぜ…」
「う、うん…」

もじもじしながら見上げて乞う
そんなの頬にキスをして瑛は公園の中に促す。
はふらふらする身体で何とか瑛についていくのだった。


「流石に夜の公園はすいてるな。」
「で、でも…まばらに、人…いる…」
「まぁ、この時間なら犬の散歩とか……俺たちと同じ目的の奴らとかか?」
「そんな、のっ…あるわけない、っ…!」
「でも、なんとな〜く変な声聞こえねぇ?」


夜の公園は思った以上に人はいない。
だが、まったくいないわけでなく遠くに人を見つけるたびにはびくびくと怯える。
ぎゅっと瑛の袖を掴みながら言うが、耳を澄ますと微かにそういう感じの声が聞えた。
だが、今のにはそれを聞く余裕もないようで…


「そ、んなの…わかんな///そ…れより、いかせ…て…」
「ここでか?」
「///だって……して、もらえる…んでしょ?」
「ここでやったら注目の的だけどいいのか?」
「誰も…見てないところなら……いいよ///」
「じゃ、こっちこいよ。」


通路のど真ん中で言われた言葉。
もじもじと自身を押し付けるに意地悪気に囁けば小さく呟かれる言葉。
瑛はそのまま近くの茂みに連れ込んだ。


「あっ…、ね、……1つだけ…お願い、…聞いて?」
「なんだ?」
「あの、ね…おれの…あんな声、瑛以外に……聞かせたくない、から…ずっと、キス……しててほ

しい…///」
「仕方ねぇな…出来る限りしててやるけど押さえる努力はしろよ?」


連れ込まれながら瑛に懇願する
多分ダメだと思いながらも、真っ赤になって恥かしそうに言う。
瑛は仕方ないと言う顔をすると口付けながらその場に押し倒した。


「んっ///…でも、瑛を…いっぱいほし、から…ちょっと、自信ない……」
「いざとなったら口にハンカチ押し込んでやるよ。」
「おねが…っ、あ……ふぁ…っ…」


蕩けた笑顔でその口付けには答える。
だが、理性が途切れた後のことは保障できないと訴えられ溜息を付きつつ瑛は服の端から手を差し

入れる。
手が進んでくるたび、ぞわぞわっとした感覚がの中を巡った。


「随分感度がいいな…」
「あ、だって…よわいとこ…んっ、さわる…からぁ…」
「だからって、既にこれはヤバイだろ。」
「あっ!だ、って…、してもらえる…っておもったら…、きたい…しちゃう、から///」


その反応に口付けながらわき腹などをわざと焦らすように触れた。
だが、は触られるたびにびくっと反応し、同時に下も大きくなり始める。
すっかり反応したそれを瑛が指で弾けば、瑛の動きを目で追いながら、恥かしそうにも俯いた。
そんなに瑛は前を触ったまま耳元に囁く。


「どんなことを期待したんだ?言ってみろよ。」
「ふぁ…てるの…てで、…んっ、おれ…を、ぐちゃぐちゃに、して…もらえる…って…思っ

て…///」
「俺の手がのどこをぐちゃぐちゃにするんだ?」
「んぁっ…いま、さわってる…っとこ…と、ろーたー…はいってる、うしろ…をぐちゃぐちゃに…

するのぉ…」
「どう言う風にぐちゃぐちゃにするんだ?」
「それ、っは…///あの…っ、…ぁっ、おれが…すきな、さわりかた、っで…、ぐちゃぐちゃに…

するのっ///」
の好きな触り方って?」


それに息も絶え絶えに答える
感じて切なそうな顔をしてるに瑛はそれ以上触れてはこない。。
はもはやきゅっと目を閉じて、快感だけを追うようにするが瑛は焦らすように触れるだけ。
我慢できなくなったは恥かしそうに言った。


「あ…え、っと……いりぐち、なでられたり…とか、…かるく、つめ…たてたりとか………す

き///」
「入り口ってここか?」
「ふあ…ぁっ///……うん…、そこ…そうされるの…すきぃ///」
「じゃ、どこに軽く爪立てて欲しい?」
「…………ま、え…のいりぐちに…たてて、ほしい…///」
「それは…ここか?」


恥かしそうにいつもされてる触り方をあげる。
その通りに触れていけば更に揺するように強請られ、強請られる。
瑛は言われた通り自身の先端に若干強めに爪を立てた。


「あっ、ああぁぁあぁっっ!!」
「っ!?このバカ!声、殺せ!」


強く立てられたことで同時に達してしまう
声を殺すのも忘れいつものように声を上げるに瑛は慌てて口を押さえる。
でも、既に遅く知らない人の視線を感じた。


「んぐっ!んっ…んーっ、…んー……」
「塞いでやるとは言ったが、この程度で声を上げるなんて淫乱にも程があるだろ。」
「んんっ!!ん、んっ……んー、んっ…んっん……」


イったせいかくたりと力が抜け、は涙目で瑛を見る。
だが、あまりに早く我を忘れたに苛立ったのか瑛の顔に怒りが浮かんだ。
口を塞いだまま、の前をぎゅっと握り強く爪を立てる。
は必死で目を見開いて訴えようとするも、口が塞がれていて言葉にならない。


「なぁ、なんか今ので人集まって来たけどどうする?」
「ひぁっ!やっ…あっ!……てる、っ……いがいの…っん、ひと…みられるの、やだぁ……っ!」
「でも、お前が声上げるから寄ってきたんだぞ?」
「ぁ、っ…、だって……おれの…よわい、とこ……つよく、する…からぁ……こえ、がまん…でき

ないよ…///」


前の手はそのままに耳元で囁かれる言葉。
背を仰け反らせつつ、弱々しく被りを振りながら訴えるが、耳軽く噛まれ肩を竦める。
そして、真っ赤な顔で訴えるのだが…


「でも、お前が声上げるたびに向こうで人の気配が動くぞ?…見られてるってわかってるか?」
「!しらないっ!!わかって…たら、しない…、のに……」
「…なぁ、このままあいつらの前でしてやろうか?」


意地悪げに囁かれ恥かしくなって、は手で顔を隠す。
その隙間から見える真っ赤な肌に瑛はくすりと笑うと中に指を突き立てる。
の体がびくりと震えた。


「ふぁ…っ……、しな…っで………てるだけ…てるだけに…おれの、こんなの…みてほし…の…」
「それにしちゃここすっごいしめけて来てるぜ?」


顔は隠したまま、肩が上下するほど大きく息をしつつ訴える
だが、やはり瑛は聞く耳を持たず指を三本に増やして更に掻き混ぜる。


「あっ…!やぁ……だめぇ…いく……いっちゃう…………も、だめぇっっ!!」


その刺激に耐え切れず。
は全身に力が入り達したあとくたりとして荒い息をつく。
それを見て指を出すと濡れた指を見せ付けて笑った。


「人に見られてる中でこんなに濡らしていって…ほんと淫乱な奴。」
「……ぇっく…見せつけないで…よぉ……っ…ぅ、もう…ここ、来れない……じゃんかぁ…」
「別にこんな時間に知り合いなんていない…!?」


見せ付けられて嗚咽を漏らす
もうここに来られないとは言うが、こんな夜の児童公園に知り合いが来る瑛は思わない。
もし、いたとしてもそれは同類で気にする事はないと思ってるはさして気にせずなんとなく周りを

見る。
そして、ちらりと見つけたある二つの人影に思わず固まった。


「瑛…どうした…?」


急に押し黙った瑛をはそっと覗きこむ。
だが、今の瑛はそんな事に気付きもしないようで、ある一点を見詰めたまま思わず呟いた。


「…………針谷……」
「えっ……何で2人がここに…?もしかして、あいつらってたちの……こと…?」
「あいつらなんでこんな所にいるんだ?」


予想外の人物の姿に思わず凝視する二人。
向こうもこちらが気付いているのに気付いたようで少し慌ててているようだ。
…主に幸之進の方が(笑)


「お、お前らっ!こんなところで何してんだよっ!!つーか、何でこっち見てんだ!?」
「こーのしん、静かにした方がいい…二人は愛の語らい中なんだ(クリス情報)」
「静かにしたほうがって…もう見つかってるっての!つかよ…外でこんなことして何が愛の語らい

だってんだ?!」


見つかって慌てる幸之進に対して酷く冷静な
現状に頭が付いていかず、ワケが分からないというように頭を抱える幸之進対して冷静に返してい

る。
ただし、その内容は大いに間違っているが…


「こーのしん知らないのか?これはやがいぷれいと言って周りの人に自分たちがラブラブなのを伝

える手段なんだ。」
「こいつらの何処がラブラブだってんだよっ!単に佐伯がを苛めてるだけじゃねぇかっ!!」
「こーのしん…そう言う愛もあるのだと、若先生が語っていた。」


指差して虐めだと叫ぶ幸之進には記念に写メを撮る。
それがこの場合だと盗撮と言う犯罪なのだが、それには気付いているのだろうか?
いや、気付いてはいないだろう(きっと後で瑛たちに記念だと渡すつもりなのだ)
と言うか、彼らの学校の某教師に多大な不安を感じる。


「そんな恥かしいもん、写メするな!それに、あの若先生は何を教えてやがるんだっ!
 …ってあいつらまだ見てるし…お、オレはもう帰るからな!!」
「こーのしん…仕方のない奴だ。じゃ、帰るからあんまり遅くならない程度に愛を語り合え。」


いい加減耐え切れなくなったんだろう。
走り去るこーのしんの後に続き、軽く挨拶をして去る
その場には呆然とした二人が残された。


「え、えっと……///」
「……どうする?」


二人の間に流れる微妙な空気。
は知り合いに見られて恥かしいのと、に応援されたことで呆気に取られ。
瑛は予想外すぎる状況に困惑してを見る。


「とりあえず、俺の家……行かない?」
「…だな。」


こんな状況でこれ以上ここで出来るわけがない。
上目使いでちらりと見るに頷くと二人はの家に向かったのだった。



外でするときは友達がいないかよく気をつけましょう(そんな注意は恐らく誰も要らない)



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