躾は大切です。
SEVEN DAY’S
=罰ゲーム 四日目@=
犬でも子供でも何でも躾と言うのは大切。
していい事悪い事の区別をしっかり教え込まなければならない。
そして、それは…
「と、言うわけでは色々躾け直す必要があると思うんだよな。」
―恋人も一緒だと瑛は思う。
とても不穏な事を言いながらにこりと微笑む瑛。
その手には縄が握られていて…は縄を見てびくっとし、少しずつ後ずさる。
「昨日どことなく反抗的だったからな。約束違反だろ?」
「どことなく、って……普通あんなことされたら誰だって抵抗するってば!」
「…誰が逃げていいって言った?」
「…言って、ない……でもっ、…やだよ…」
存在を示すようにぴっと目の前で縄を張るれば見てびくびくと身を振るわせつつ、逃げ道を探す。
逃げようとするのが気に入らなかったのか黒い雰囲気を出して威圧され、ぴたっと止まり、弱々しく言った後泣き顔になる。
そんなを瑛は更に追い詰める。
「やだって言っていい立場だったか?」
「………昨日、お仕置きで縛ったのに…まだするの?」
「今日はちょっといつもと違う趣向にで行こうと思ってな…でも、ちゃんと出来たら躾はこれだけにしてやるよ。」
高圧的な言葉にふるふると横に首を振り伺うように瑛を見上げる。
追い詰められた小動物のような姿に肯定の言葉を返しつつ、ちゃんと出来たらそれ以上しないとも言う。
それには反応を示した。
「……………ほんとに?」
「ちゃんとできたら…だ。どうする?」
「が、頑張るっ!……出来るだけ頑張るから、…酷いのだけはっ…………」
本当ならいい事だが、今まで事を考えるといまいち信用が出来ない。
弱々しくも疑わしい目つきで見るに瑛は目で嫌というなら仕置きを増やすと告げる。
それを感じ取り慌ててお仕置きを増やされたくないは慌てて頷いた。
下手に増やされるより、一回恥かしいのを耐える方がよっぽどいい。
「じゃ、まずは服を全部脱げ。」
「っ…………次…は?」
「それでそこのいす座って肘掛に両足引っ掛けて手を背もたれの後ろにしろ。」
「………………こ、れで…いい?」
「あぁ、そのままじっとしてろよ?」
了承したに気を良くして指示を出す瑛。
言われたとおりに全部服を脱ぎ、前だけを手で隠してみるに更に恥かしい格好を要求する。
一瞬羞恥からは恥じらいを見せたがそれでも今は瑛の言う事は絶対。
羞恥に耐えつつ言われるままに椅子に座り、肘掛に足をかけた後、手を後ろへ回す。
そして、そんなを瑛は持っていた縄でその体勢に椅子に固定した。
「ねぇ…これ以上は、何も…しない…、よね?」
「これで終わりはないだろ?」
「う、そ…っでしょ……や、いや…瑛…っ、……」
「この状況で嘘も何もないだろ?」
きっちりと固定され殆ど動けない状況。
椅子に固定された状態でどこか不安げに瑛に聞けばポケットから出されたのは5つのローター。
それを見ては怯え、本格的に泣き出すが、瑛は構わずローターを二つ中に入れた。
ローションで濡らされたそれはあっさり中に入る。
「んっ…ぁ、いや…いやぁ…」
「一応ローションつけたけど慣らしてないくせに入るもんだな。」
「ふ、ぁ…ぅ、……ぁっ…あ、そこ…はぁ………」
「これはここでいいな…後は……」
ふるふると首を振るに構わず更に奥にローターを入れる。
するといいところに当たったのか、ぴくっと身体が反応したのを確認して指を引き出す。
そして、胸に二つテープで貼り付け、自身の先端に一つ当て上からゴムをかぶせた。
敏感なところにばかりローターをつけられ、それだけでびくびくしは限界に来ていた。
「や…ほんとに、いやぁ……スイッチ、いれな…いでぇ……」
「そんな口を利くのか……まだ躾が足りないみたいだな。」
「!?ご、ゴメンなさっ…!おねがっ、窓も…カーテンも開けないでぇっ!!」
は必死に訴えるがそれが気に入らなかったらしい。
そのままリビングの窓に行くと瑛は薄いカーテンを残してカーテンを開く。
白いレースのカーテンからうっすらと外が見えており、それはこちらも見ようと思えば見えるという事。
一応小さな庭となったその先には塀があるが、瑛の肩より少し高い程度でそれなりに身長があれば見えないわけじゃない。
見られるかもしれない恐怖感にはパニックを起こす。
「あんまり騒ぐと道通るやつが返ってみるかもしれないぜ?」
「いやっ!いやぁっ!!」
「静かにしないと見つかるって言ってるだろ?」
そんなに買わず椅子を窓の真正面に向ける瑛。
は恥かしさにあまり縛られて動かない手足を必死に動かし叫び声を上げる。
流石にこれは不味いと思ったのか瑛はの口を猿轡で塞いだ。
「んーっ!んっん、……んんーっ!!……んー……っ……」
必死に首を振ったり、動かない手足をばたつかせるが。
しかし、姿勢で疲れてくるために少しずつ静かになって行きついに完全に大人しくなる。
それを見定めて瑛は勘田に出かける準備を始めた。
「やっと大人しくなったな。」
「…………?」
「じゃ、俺ちょっとじいさんの所に顔出してくるから大人しくしてろよ。」
「!?んっ…んー!」
「良い子にしてたらちゃんと可愛がってやるから…俺が帰ってくるまでいくなよ?」
「…っ!?」
疲れて唸る声も出ない状況。
だが、何となく瑛の雰囲気で徐に後ろを見るとそのまま出て行こうとする瑛の姿。
意図を理解し、涙を流して嫌と寂しいを訴えるに優しく囁くと瑛はローターのスイッチを弱にした。
頷いた瞬間にローターのスイッチが入り、はイきそうになるのを何とか堪える。
「じゃ、良い子にしてろよ?」
その様子に満足そうに目を細めた後、部屋を出て行く瑛。
ぱたりと扉が閉じ、部屋には一人が残され微かなローターの音と小さなくぐもった声だけが静かに響いた。
瑛が戻ってきたのはそれから約二時間後。
リビングに入った瑛は荷物をソファに放り投げの下に近づく。
そして、猿轡を外してその頬に触れる。
「ただいま…いい子にしてたか?」
「…っ、…ぁ…て、る……?……ごめ…な、さ……ごめ…っなさ……」
「べとべと…何回いったんだ?」
「ふぇ…く…さ、3…か…っく…い、いった……」
瑛を認識した瞬間、何度も謝るの下肢を濡らす白濁の液。
前のゴムの隙間から流れるそれを瑛は指でそっと掬われ嗚咽を漏らしながら答える。
その答えに瑛の目がすっと細められる。
「いっていいなんて誰が言った?」
「ひ、っく…ぅ…だれも…ぇく、いって…なぃ……」
「なのには玩具で3回もいったわけだ?」
「ごめ…っな…さぃ……」
「誰かに見られるかもしれない状況で拘束されていったわけだ?」
「…ぃつ、だって…っもうと…ぁっ…かんじ、て……おもわず…」
少し低めの追求する声に小さく頷いて答える。
だんだんと小さくなっていく声でそれでもなんとか言い訳しようとするが…
瑛がそれを聞き入れるわけがない。
「思わずも何もいったんじゃん…淫乱。そんなに好きならそれでしばらく遊んでろ。」
「やっ!あっ…だめっ、いやあぁあぁぁっっ!!」
淫乱と罵り、全てのローター強にする。
突然の強すぎる刺激に目を見開いて達し、流れが止まらずいきっぱなしの状態。
宙に浮いた足が達するたびにぴくぴくと痙攣する。
「あんまり叫ぶと外に聞えるぞ?」
「あっ、あ…ふぁ、っぁ…っく、ぅ…」
「気持ち良さそうだな…もっと良くしてやるよ。」
そんなに構わず瑛は台所に向かう。
戻ってきた瑛の手にはタオルと氷の入った容器があった。
瑛は強すぎる刺激に喘ぎも止まらないの視界を持っていたタオルで覆う。
いきなり暗くなった視界には首だけを必死に動かして瑛を呼ぶ。
「あ、…っく…な、に…?…てる……て、るっ……どこぉっ…」
「どこって目の前にいるけど?」
「あ、っん…、あ…も、っと…っ、おく…に…ほし…よぉ…」
唐突に中に突き入れられた指。
それにびくりとしつつも奥に欲しいと強請れば瑛はニヤリと口元に笑みを浮かべる。
そして、囁くように告げた。
「じゃ、この指どこの指が当ててみな。当てれたらご褒美で外れたら…ペナルティだ。」
「あぁんっ!ふぁ…あ…ひと、さ…し…ゆび…ぃ?」
「はずれ…ペナルティな。」
なんとか当てようと考えるが動く指がどの指かはわからない。
あて感でなんとか答えるが、実際に中に埋められているのは中指で…
瑛は薄く笑って氷を一つ中に入れる。
「うそ…やっ、つめたいよぉっ!」
「まだ入りそうだな…口開いて待ってるぞ。」
「つめた、よ…ぉ……それ、に…いたぁ、っ……な、んか…とがって…る?」
「すぐに溶けてるから平気だろ?」
あまりの冷たさにぴくりとするに入れられる更に氷。
時折氷の角が当たり、ちょっとした痛みも訴えるに瑛は中を指でかき回す。
すると溶けた水がそこから飛び出しじゅうたんに染みを作った。
かき混ぜられて聞こえる音にはイヤイヤと首を振る。
「やぁんっ///ききた、く…な…ぁ、…よぉ…」
「とけまくって絨毯に落ちてるぜ?…更に入れてやるよ。」
「いやっ…いやぁ…も、…いれなっ…でぇ……」
「ペナルティだって言ってるだろ?」
「ふぇぇ……」
溶けるたびに継ぎ足されるように入れられる氷。
必死に懇願するものの許されず、は首は振り続けるものの、聞き入れてもらえなくて静かになる。
それは氷が全てなくなるまで続いた。
「全部溶けたな…なか、すっげぇ冷たくなってる。」
「あっ…ふぁ、あ……っ、も…っと…おく、に……」
氷が全部とけきったのを見て、指をいれ弄る瑛。
いくつもの氷を入れられたそこはすっかり冷え切って冷たくなっていた。
中を弄られる感覚にもどかしくてはそこをきゅっと締め付ける。
「もっと奥にどうして欲しい?」
「てる、の…ゆび…ほしぃ……///」
「指だけでいいのか?」
「あぁっ!!……ほんと、っは…てるの、っ……おっきぃの…ほしぃ///」
一気に三本差し入れられた指には勢いで達する。
達しながらも更なる快感を求めるに瑛は小さく笑うとその耳元に囁いた。
「素直なのはいい事だけどよ…俺、いっていいなんていったか?」
「い…いって…なぃ………」
「ま、素直だったことに免じて今はご褒美やるよ…後でお仕置きするけどな。」
「んっ///あっ…ああぁあぁぁっ!ろ、たー…がぁ…ぉくに……っ…」
その言葉にびくりと震える体。
怯えるを宥めるように告げて瑛はローターはそのままに中に突き入れた。
それによりローターが奥に行って内壁に当たりは声を上げる。
「つめた……」
「あっ、あ…てるっ…あぁっ!でる…でちゃうよぉっ…!」
「くっ…締め付けすぎだろ…」
「やぁっ!だめ、だめぇっっ!!!」
中の冷たさに顔を顰めつつも瑛は激しく最初から突き上げる。
さんざんされて感度が上がったせいか強く後ろを締め付けるに瑛は前を握るように先端に当てれたローターを強く押し付ける。
弱い場所に強い刺激を与えられた事であっさりと達する。
しかし、瑛はまだ終わっていない。
「俺はまだ終わってないてぇの…」
「あぁっ…てる、……は、やく…はやく…っ!!」
「だったら、もっと締めろっての。」
「あぁあっっ!やっ、またぁっ…いっちゃ…よぉっ…!!」
「っ…」
更に突き上げる瑛に声を上げる。
手の中のものを更にぐりぐりと押し付けた瞬間にまた達し強く中を締め付ける。
その締め付けに瑛も少し遅れて中に自身を解放した。
「……ぁ………//////」
中に流し込まれるいつもより熱い熱。
軽く身じろぎしながらそれを受けいれるの耳元に瑛はそっと囁く。
「…と、これでご褒美はおしまい…次は何か…わかるよな?」
素直だったご褒美はこれで終わり。
次は粗相をしたお仕置きを…瑛は口元にうっすらと笑みを浮かべた。
躾は飴とムチを上手に使うもの。
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