が2人で、片方の額には五芒星。



SEVEN DAY'S
=プレゼント 三日目@=



夢の中にあった景時を不思議な感覚が襲う。
……それはとやっているときの感じによく似ていて、甘い感じのもの。
それに心地よさを覚えながらも、景時はうっすらと目を開けた。


「ん…っ……あ、れ…?くんっ!?何でくんが2人いるの?!」
「「おはよう、景さん」」
「突然でびっくりした…よね。えっとね。隣はオレの分身なんだ。」


そこには2人のがいて、景時の体に跨っていたのだ。
景時は一気に目が覚め、2人のは景時を見下ろしてにっこりと微笑んでいる。
そして本物のであろう人物が、隣にいるの説明をし、その額にある五芒星を指差して本物と分身の違いを示す。


「う、うん、おはよう…って嬉しい事この上ない状況だけど、……どうしてこんなことになってるのか説明してもらえないかな?」
「「そ、それは…///」」
「あ、あのね。いっつもオレ、景さんにしてもらってばっかりだから…その…///」
{今日は…オレがその……しようかなって…でも、一人じゃ自信なくて…だから…///}
「そうなんだ♪でも、オレ嬉しいなぁ〜2人のくんにご奉仕してもらえるんだからさv」


未だ2人の笑顔はそのままで、景時は照れながらも自分の置かれている状況について説明を求める。
すると、どちらのも同時に赤くなり、本物のがしどろもどろになって言葉を発せば、分身もしどろもどろで話す。
そんな様子が可愛くて、景時は自分の両腕を伸ばし、2人の頭を撫でた。


「あ…そ、それでね…今日はオレとこの子で頑張るから…///」
{景さんは動いちゃ…だめだよ///}
「えっ…?」


今日は2人で頑張ると言った後、本物が小さく指で印を結ぶ。
そして分身の言葉の終わりと同時に景時の身体が動かなくなる。
景時は今まで撫でていた腕や指を動かそうとするがびくともしない。


「ごめんね。でも…オレ、景さんに触られるときっと何もできなくなるから…」
{でも…変わりに二人で頑張るから…}
「ちょっ…ま、っ……く…ぅ、っ……」
{あ…景さんすっごく大きく…口…はいらな…///}
「…手伝う…///」


は動けないのを目で確認し、景時の上着を脱がせながら露になった首筋に下を這わせる。
分身もズボンの前を開けて、景時自身を取り出し、それにキスをして下を這わせる。
上と下を同時に触られ、の印で動けないのもあって、景時はすぐに感じて大きくなってしまう。
下を担当する分身の口に収まりきるはずもなく、それでもなお一生懸命に咥えようとする。
だが上手く出来ず、本物のが手伝いにきて、咥えられない部分に舌を這わせた。


「…っぁ、…っく……、くん……」
「だめだよ…景さん…」
{我慢…んっ…しないで…}


その快感は予想以上のもので。
景時は動けないなりに、その身体に力を入れていかないように何とか堪える。
それが分かったのだろう……本物のが裏筋を舐め上げて軽く歯を立てれば、分身のは先端だけを咥えて、舌先で鈴口をくすぐりつつ吸い上げる。


「っっ!?」


景時はそんな与えられるだけの快感に、思わず達してしまった。


「「ひゃっ!」」
{景さ…たくさん……汚れちゃったね…綺麗にしたげる…}
「オレも…する…」
「//////【…目のやり場に困るよなぁ…】」


今の今まで奉仕していたたちの顔に、突然かかる景時の欲望。
先に戻ってきたのは分身の方で、本物の服を脱がせながら、その顔にかかった精液を舐める。
少しばかり遅れて戻ってきた本物の方も同じように、分身の服を脱がせながらこれまた同じようにその顔を舐め始める。
その行動を、見上げるハメになった景時は真っ赤になり目を背けようとするが、その行為も見たいという気持ちが強くあり、結局はずっと眺めていた。


「どうしよ…したく…なっちゃった……そっちも?///」
{ひぁっ!…あっ…そっちだって…///}
「あっ!…んっ……///」
「えぇっと……オレはやっぱり触っちゃ…ダメ?」


舐めあいっこから暫くすると、本物の方が真っ赤になりながら「したくなっちゃった」と分身のものに確かめるように触れる。
それに過敏な反応を示しながら、分身も本物のものに同じように触る。
それからそのまま互いに触り合いになり、没頭し始めてしまう。

これに困ったのは景時だ。
印で結ばれたまま、2人のに奉仕をされ、いかされて、挙句の果てには景時そっちのけで触り合いを始めてしまったからだ。


「あ…景さん……ごめん…でも…まだダメなんだけど…///」
{このままじゃ…景さん…ほっとくことになっちゃうし………あのさ…ちょっとだけなら…}
「……じゃ、右手だけ……」
「ほんとに!?あ、動いた〜♪」


景時の申し出は一応届いたのだろう。
は放ってしまった事に謝りつつも、どうしようかという顔で分身を見る。
分身も悩み顔ではあるが、少しだけならいいんじゃないか、という顔をして本物を見ている。
ならばと右手のみ拘束を解くと、景時はその嬉しさもあって何とか身体を起こす。
ただその勢いからか、右手のみで突然起き上がった景時の身体を2人のが支える。


「か、景さん…危ないよ。」
「あ、ありがと〜vくんのおかげで、ちゃんと座れたしねv」
{そんな事いいよ。それでその……///}
「もっかい…してもいい?///」


そのまま分身につかまって、景時はしっかりと座りなおす。
そのことに礼を言えば、分身の方が言葉を濁らせながら、景時自身にそっと手を添える。
分身が言えなかった言葉の続きを本物が言い、景時の胸元に下を這わせれば、景時はにっこりと肯定の返事をした。


「んっ…いくらでもいいよvくんのお願いだもん、聞かなきゃ男が廃るでしょ?…でも、オレ不安定だから寄りかかっちゃうかも。」
「ちゃんと支えるから…大丈夫。それよりその…///」
{気持ち…いい?///}
「当たり前、でしょ…同時に触られて、喜ばない人はいないから…」


未だ拘束されたままの左手と両足。
上と下の緩やかな刺激に、姿勢がややぐらついて寄りかかることを懸念する。
だがそこはが支えると言い、そのままいつも景時にされるように胸の突起を舐める。
分身の方は未だ下を手で触りつつ、空いている首筋を吸って痕をつけた後、そこを舐める。
その刺激に姿勢が前かがみになりつつも、なんとか右手を床について姿勢を保たせている景時。


{…景さん、なんか可愛い…}
「あ…オレも…」
「…ん、…くんの方がもっと可愛いv」
「あっ…んっ……///」
{か、景さん。だめだよ。そんな事したらそっち出来なくなるよ。}
「と言われてもねぇ………可愛いくんがいけないんだよ?」
{んっ…やっ…あっ…///}


その姿がの目には可愛く映ったらしく、分身の方が思わず口付ければ本物のもそれに続くように口付ける。
景時はそれらを受けて、身体をに預け、今まで支えていた右手をの後頭部に回し、唇に深く口付ければ、の身体からは力が抜け、目はとろんとしていく。
それに慌てた分身が景時の身体を支えつつ、何とか行為を止めようとするが景時は分身の方にも同じように深く口付ける。
分身は抵抗しようとするものの、後頭部を抑えられているために動かすこともままならず、段々力が抜けていく。


「あ………景さん……オレも…///」
「だったら、左手も解除してくれないかな?右手だけだとどっちかしか支えられないしさ。」


それを見ていた本物のが自分も構ってほしいと景時を見る。
だが片方の手だけでは、1人しか相手できずもう片方が嫉妬するのは必然。
2人同時に相手にするにはやはり、もう片方の手も拘束解除してもらわないといけないのだ。


「……………あんまり触っちゃ出来なくなるからだめだよ。」
「了解、ってね♪」


一応左手も解放されたものの、あまり触らないようにと釘もさされた。
景時は左手を動かした後、それぞれのの背に腕を回し、頬に軽く口付ける。


「んっ……景さん……///」
{…オレ、こっちするね。}
「そ…。オレがいつもやってるようにしてごらん?」


本物のはそのままぴたりと寄り添って口付けをすれば、分身の方は下に移動し景時自身に舌を這わせる。
景時はその動きを目で追って、声を掛けた後、分身の背骨に沿って指を滑らせ、尻の割れ目に到達する。


「「ひあっ!?」」


分身の背を滑っていたはずなのに、2人とも同時にびくりと反応する。
それを少し不思議に思えば、それぞれ行為をしつつ答えが返ってきた。


{景さん、そこ…だめ…オレ達出来なくなるよ…///}
「オレ達…感覚繋がってるから…だめなの///」
「ふ〜ん……でも、2人とももういきたいでしょ?」


分身は、景時に言われたとおり舌を這わせながら上目遣いで。
本物のはぎゅっと捕まりながら涙目で景時を見て。
その答えに何かを思いついたらしく、分身の方を触っていた指を一旦止める。


「それは……だめだよ…今は…景さんするの…///」
{だから…景さんは良い子にしてて…///}
「はいはい。…でも、出来れば早くいかせてくれると嬉しいな〜」
{んくっ……頑張る…///}
「だから、景さんも我慢しないで…ね?」


はイきたいながらも、それを我慢し、景時を優先させるためその胸元に吸い付いて痕をつけその部分を舐める。
分身も当然の如く、離していた景時のものをそのまま口に咥え奉仕し始める。
景時はと言えば……了承はしたものの、まだ限界に達しないようで苦笑してしまう。
分身の方は頷き、本物の方はそっと景時の後ろの方に指を伸ばす。


「御意〜って、何処触ってるの!?」


返事をした景時が驚くのも無理はない。
いつも受けているが、景時の後孔付近に指を伸ばしてきたからだ。


「あ、景さん。動いちゃだよ…気持ち良い事してあげるから…」
{んっ…そこ…気持ちいいれしょ?…おっきく…なった…}
「ちょっ…まっ…!……く、ぅっ…」


驚いた拍子に身体が動いてしまい、それをに咎められた後、後ろと前の間にある窪んだ所を指で軽く押す。
すると勢いよく反応し、大きくなった景時自身を分身が懸命に咥えながら上目遣いに見る。
景時が抑制する言葉も途中に、どんどん進められる行為と快感が比例しどんどん反応していく。


「なんかいつもと逆だね……景さん…可愛い…」
{なんかここぴくぴくしてる…次はちゃんと飲むから…我慢しないでね。}
「そ、なこと…より…っ、…くっ……」


愛する人の嬉しい反応には、自分がいつもされている耳の甘噛みをした後、舌先を耳の中に入れる。
それにもすごく反応し、分身の方が深く咥えて吸い上げるが景時は寸でのところで耐えた。
だが、その理性はかなり危ういもので。
いつもの余裕など到底感じられない雰囲気だ。


{我慢だめって言ったのに……ここ触っちゃえ…}
「オレの…もっとしちゃえ…」


吸い上げたのにイかなかった景時に少しばかり不満を漏らし、鈴口の部分を指でくにくにと押せば、上は首筋から下へと移動していく。
そして胸の突起で止まり舌で舐めながら、指はまだ先程の部分にあり、そこを強めに押す。


「くっ、あ……っっっ!!!」
{あっ…んくっ!!!}
「うわぁ……景さん、沢山出たね。」
{ごめん…たくさんすぎてちょっと零しちゃった……でも、気持ちよかったみたいで良かったv}


それには景時も我慢が出来ずに達してしまう。
しかし、イく瞬間に床に咄嗟に手をついたおかげで、後ろに倒れることだけは何とか免れた。
の方は予告なしに口腔内に出されたため、慌てて咥えて飲み込もうとするが飲みきれずに少し口から出てしまう。
その零れた方を、本物のが指で掬って舐めると、分身は口の中のものを飲み込んだ後にこりと微笑む。


「………ゴメン。もうオレが我慢できないや。」
「景さ……っん!?んっ……あっ…ふぁ…///」
{え?え?…ひぁっ!?景さん…そんな行き成り…だめ…///}
「【さっきのお返しv】……さっきのお礼だよvあ、ついでに両足の印も解いてくれない?解いてくれるまで、ずっとこうだからv」


それに興奮するのは景時の方で。
自分の吐き出したものを舐めるを見て、本物のの後頭部を押さえて深く口付けると同時に、舐めていた指を分身の後孔に持っていき入れる。
の方は突然の口付けに離れようとするが、すぐにとろんとなっていく。
理性が残っている分身の方が首を振って反論するが、景時はお構いなしに自分の指もの中に入れて、先に入れていた指に添えて中をかき回し始めた。


{ら、らめっ…そしたら…あっ……景さんに…んっ…できなくなっちゃ…///}
「さっき…んっ…できなくなるほど…あっ…触らないって…約束した…はぅっ…のに…///」


あくまでも景時を『よくする』ことを優先している今日の
ふるふると首を横に振って拒否を訴え、息絶え絶えになりながらも本物の方も感覚がリンクしているために後ろが疼き始めている。


「オレは十分にしてもらったからvそれに、こんなにもオレを煽ったくんが悪い。」
{ひぁっ!…あっ……んくっ…}
「煽ってなんて…いつも…あっ…景さんがしてる…事…した…んっ…だけ…だもん」
「ふ〜ん……」


それでもかき回すことを止めず、その上時折いいところを掠めていくのだ。
……………しかも、反応すると分かっていての行為で。
分身は抵抗を示すように、目の前にあった景時自身を口に含み、本物の方は涙目で見ながら景時の肌に手を這わせていく。
その返事が景時は気に食わなかったのだろう………本物の後孔にも指を入れ、かき回し始めたのだ。


「「ひあっ!?」」
「らめっ…景さ…あっ…それらめ…なの…///」
{あっあっ…一緒…んっ…らめ…へん…やっ…なっちゃ…///}


今度吃驚したのはの方。
同時に背を反らせ、小さく震えながら泣く直前の状態で必死に首を振る。
分身の方も同じ状況で、必死に懇願するが―――――


「大丈夫♪オレしか見てないからさ…。だから、足の印解いてくれるよね?」


かき回すのは止めたものの、今度はいいところだけを引っかき始めたのだ。


「れも…あぅっ…れも……きょう…してあげ…はぅっ…らめ…いっちゃ…よ///」
{オレ…も…あっ…もっ…いっちゃ…///}
「ダ〜メvオレの足の印解いてくれるまでいかせてあげない。」


それにより、殆ど理性が飛んでおり、今にもいきそうな状態の2人。
だが指を止められ、それは無情にも叶わぬものとなった。


「あっ……景さ……」
{止めちゃ…やぁっ……}


続きを促すように泣きそうな目で同時に見上げるも、


「……だったら、やることはわかってるよね?」
「………うん…」


景時はそれぞれの頬に軽く口付けただけで、その他の行動は一切取らない。
は小さく頷いて、『やること』である足の印を解く。
その後、両足が動くのを確認してから景時はそれぞれの中にある指で強く引っかいた。


「…うんvじゃ、2人ともいっていいよ♪」
「「あ…あぁっ!!!」」


かなり限界だったのだろう、2人共すぐに同時に達してくたりと景時に身を預ける感じになった。
それに声を掛け、景時は2人の頭を優しく撫でた。


「2人とも、お疲れ様〜」


だが、これが景時への刺激になったことは間違いない。
新たな分野への道を、自ら開いてしまったであった。

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