そこはちょっと不思議な街。



僕らの住む街―The Reckless GIRL& Unfortunate BOYS―



東京都内にある少し小さな街。
都会だけどどこか喉かな雰囲気の街。


ー!怪しい本を目に付くところに置くなって何回言えばわかんだ!」
「まさにぃ、見たの!?どうだった!?ぐっときた!?ぶっちゃけ抜けた!?」
様!それは女子が言う言葉じゃねぇ!」
「もうこじゅぱぱったら私は女子じゃなくて腐女子だからいいのvV」
「って言うかよ…俺のsisterは腐ってんのか?」
「もちv腐りきってますvV」
様ー!」


でも、ちょっと騒がしくて。
ほんのちょっと変わっているこの街。


「犬千代様ー!慶次!朝餉の時間でございます!」
「おぉ、朝餉か!」
「…叔父さん、朝から褌一丁は…」
「利だからなぁ。しかたねぇ事よ。」
「慶次さんもトランクスにシャツは大差ないと思う。」
ー!迎えに来たでござるー!!!」
「ユキ!叫ぶ前に呼び鈴って、時間早すぎだぞ!まだ六時半だ!」
「……うおぉっ!某、気づかなかった!」
「なんでだよ。」


住むのはちょっと癖のある住人達。
誰もが一筋縄ではいかなくて…


「……あ……こげた……」
「あ、じゃなくて。そりゃ、目玉焼き五分もほっとけば焦げるでしょ。」
「もう五分も経ってたんだ……佐助さん?」
「ご飯は俺が作るから先に学校の用意しておいで。」
「うん…(いつの間に来たのかなぁ?)」
「どうせならの好きなオムレツにしてあげるからね〜♪」
「うん!(ま、いっか)」


時に笑い合い。


「ふわぁあっ…ねむ…」
「毎日、夜遊びしてるからそうなるんだべ。」
「あ、いつき。おはようさん。今日も朝から元気だな。」
「おはようだべ。誰かさんと違ってオラは夜遊びしないからな。」
「夜遊びこだわるなぁ。ま、夜遊びだけど(苦笑)」
「たまにはちゃんと早く寝ないと体もたねぇべ。」
「そうだな…いつきがそう言うなら今日はそうするかな。」
「そうしたらいいべ。まったくはこれだから心配だべ。」
「はは、ありがとな。」


時に支え合い。


「あ、!」
…おはよう。」
さん、おはようございます。」
「うん、おはよう。今日も……送ってもらったんだね。」
「あぁ、お手を煩わせる必要はないと言ったんだが…どうしてもと元就様が…」
「ふっ、たかが車で十分程度の距離よ。問題はない。」
「その距離だからこそ。必要ないとも思います。」
「…だが、その距離で何もないとも言い切れまい。」
「だな。それには途中で倒れないかと心配だしな。」
「も、元親様!最近は僕だって体力付いてきています。」
「うわぁ…ご馳走様…かなぁ?(汗)」
「…恥ずかしい主ですまぬ///」
「…右に同じく///」


時に苦笑し合い。


「あ……ちっ、蘭丸かよ…」
「なんだよ!それはこっちの台詞!なんで朝からなんかに会わないと行けないのさ!」
「はぁ!?じゃ、オレの登校に合わせて出てくんじゃねぇ!後、いい年こいて自分を蘭丸言うな!」
「蘭丸はこの時間にいつも出るんだよ!って言うか、呼び方は関係ないだろ!」
「オレだっていつものこの時間に出るんだよ!一人称名前なんてガキだろガキ!」
「だったら、が変えろ!の方が全然ガキだろ!」
「何でオレが!」

(以下延々と続く)

「濃よ…丸たちは今日もか。」
「はい、今日も出ございます…まったく毎朝ですわねぇ。」
「お互い素直じゃないものよ。」


時にケンカしたり。


「…はい、ではそう言う事で帰りによります…はい、では…ふぅ…」
「おや、。また愛しの信玄公からお電話かい?」
……そういう言い方はやめてくれ。バイトの打ち合わせの話だよ。」
「でも、相手は信玄公なのだろ?バイト秘書の仕事の打ち合わせに社長自ら…ね。お熱い事だな。」
「…それを言うならだってこの間、小十郎さんが大学まで迎えに来ていたじゃないか…///」
「まぁ、我と小十郎の間柄だからなv」
「……(困)」


普通とは言い切れないけどそれが日常で。
少し変わっているけれど楽しく彼らは日々を過ごす。





『戦国町』

それが彼らの住む街。





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